技術教育支援センター

安全心得

 実習工場にはいろいろな設備や工具があり、本校の関係者であれば誰でも使用できるものですが、これらは使用方法を誤ると、生命を失うことにもなりかねない凶器になります。安全の基本は『自分の身体は自分で守る』ことですが、利用者の『安全』を確保するために次のような最低限のルールがあり、気持ちよく本校の生活を送れるように、各自が必ず守るように心掛けてください。

設備使用にあたって

  1.実習工場の設備および工具を使用する場合は、必ず工場職員の許可を得て、使用すること。
  (届出がない場合などにおける傷害事故や災害などは、個人の責任となります)
  2.実習工場内では、工場職員の指示・指導を必ず守ること。
  3.実習工場内では、安全を最優先とし、自覚と責任を持って行動すること。

服装・保護具

  1.巻きこまれ事故防止のために、袖口・足元・腰まわりがだぶつかず行動しやすいものとする。 (腕や足が露出しな
     い、身軽に作業ができる服装で、原則上下実習服を着用すること)
  2.服のボタン・ファスナは掛け損ないのないこと。
  3.半ズボンは禁止。
  4.必ず靴を履き、素足・下駄・つっかけ・草履・サンダルなどの履物では工場内は『立入禁止』とする。
  5.靴の紐は確実に結び、腰・首などにアクセサリーなどをぶら下げたりしないこと。
  6.機械操作時、手袋の使用は禁止する。ただし、溶接など指示または許可があった場合は除く。
  7.保護めがねを必ず着用すること。

使用中

   1.作業場周辺の整理・整頓・清掃に努めること。
  2.既に取付けてあるバイス、工具などが確実に固定されているか確認すること。
  3.工場内では、ポケットに手を入れたり、走ったりしないこと。
  4.設備や工具は大切に使用し、無断で装置の変更や変形などは行わないこと。
  5.機械や各種設備などの使用は、基本を守り正しく使用すること。
  6.使用中に異常が起きた場合、または不審に感じた場合は、直ちに連絡して指示を受けること。
  7.切削中は機械から離れないこと。
  8.工具の取替え、計測、切り屑の処理は、回転が確実に停止してから行うこと。
  9.作業している人以外、加工中の機械周辺に近寄らないこと。

その他

  1.2人以上で作業する場合は、お互いに声を出して合図を確実に行うこと。
  2.スイッチを入れる場合は、原則『右手』で操作すること。
  3.使用後の設備および工具などは、清掃し、使用前のところに返却格納すること。
  4.電気・ガスなどの取扱いは、特に注意して行うこと。
  5.作業中に負傷した場合は、傷の程度にかかわらず工場職員に連絡し、処置を待つこと。
  6.切り屑は早めに処理し、所定の容器に入れること。
  7.作業中の作業者に、むやみに話し掛けないこと。
  8.計測器や工具は丁寧に取扱い、異常を感じた場合は直ちに工場職員に連絡すること。
  9.ハンドルやスパナなどを、回転物に取付けたまま機械から離れないこと。
  10.加工方法や機械操作が分からない場合は、工場職員に説明を受けること。