機械工学科

小中学生対象行事

公開講座

機械工学の楽しさを1日で学べる講座を随時開催しています. 機械工学科ではものづくりと機械の仕組みを学べるテーマが豊富です.
(小・中学生対象の講座もあります.)

公開講座の様子

2018.3.27 「エンジン組み立て講座」

平成30年3月27日(火)に小中学校を対象とした公開講座「エンジン組み立て講座」(機械工学科・技術教育支援センター共催)が開催され、6名の小中学生が小型汎用ガソリンエンジンの組み立てに挑戦しました。

講座ではエンジンの基本的な仕組みやボルトやナットの種類について学習し、ドライバーやレンチなど工具の正しい使用方法を実際に体験しながら学びました。エンジンの組み立て作業では1台ずつ本校エコランプロジェクトのメンバーがていねいにサポートしました。最初はネジ一本までバラバラだった部品が数時間後には1台のエンジンに組みあがりました。組み上がったエンジンは1台ずつ始動テストを行い、全てのエンジンがトラブル無く動作しました。スロットルレバーを開け、受講者は皆満足そうに排気音の変化を感じていました。

本講座は来年度も継続的に開催する予定ですので、是非ともご参加ください。

2018.3.10 「6足歩行ロボットでサッカーをしよう」

平成30年3月10日土曜日に小学校2年生と3年生を対象とした公開講座「親子で楽しむロボット工作教室 6足歩行ロボットでサッカーをしよう」(機械工学科・技術教育支援センター共催)が開催され、58組の応募の中から抽選で選ばれた20組の親子がロボットキットの組み立てに挑戦しました。

使用したのは市販ロボットキットですが、10歳以上を対象とした組み立てキットなので、参加者には少し難しかったかもしれません。本校ロボット工学研究部員16名が組み立てをお手伝いさせていただきました。組み立てが早い組もありましたが、その他の全組が予定の時間内で完成させることができました。完成後には、各自で操縦練習をして、慣れてきた人から、数名でお互いにボールを追いかけ合ました。親子ともに楽しい時間を過ごしてくれたものと思います。

このような遊びの中から、ものづくりへの関心が芽生え、将来的には、ロボット技術をになうエンジニアに成長してくれればと願っています。

2018.1.27 「高専ロボコンを体験しよう」

平成30年1月27日土曜日に中学生を対象とした公開講座「高専ロボコンを体験しよう」を開催しました。参加者は21名で、その多くがロボットに興味をもっていて、TV放送で本校の活躍を見ていただいていたようでした。

機械班15名は、CADと加工・組み立て体験を、電気班6名は制御プログラミング体験をし、最後に一人ずつ昨年の大会に出場したロボットの操縦体験をしました。参加者が熱心で、指導する学生たちも楽しそうでした。

この講座での体験内容やスケジュールは、ロボット工学研究部の学生たちが、自分たちの経験から考えたもので、準備も全て学生たちが行いました。この講座を通じて、学生たち自身もよい経験ができたと思います。

2015.9.26 親子で楽しむ工作教室「パタパタ飛行機を飛ばそう」

平成27年9月26日(土)に小学校2,3年生対象の公開講座「親子で楽しむ工作教室 パタパタ飛行機を飛ばそう」(機械工学科および技術教育支援センター主催)を開催しました。小学生13名とその保護者のみなさんに参加していただきました。

鳥のように羽を上下にパタパタさせて飛ぶゴム動力の模型飛行機です。対象年齢10歳以上の市販工作キットでしたので、少し難しかったかもしれませんが、本校学生に教わりながら楽しく工作できたようです。思い思いに着色し、約1時間半で全員がオリジナルの飛行機を完成させました。

羽をパタパタさせて飛ぶ様子は、かわいくもあり、いじらしくもあり、自分で組み立てただけに愛おしささえ感じます。
風にあおられて、なかなかまっすぐには飛びませんでしたが、それがかえってこの飛行機のおもしろさで、飛行機が生きているようにも感じられます。約1時間ほど自由に遊んだ後、最後に全員で一斉に飛ばして講座を終了しました。

2015.3.7-8 「親子で楽しむロボット工作教室」

「親子で楽しむロボット工作教室」と題して、小学校低学年生を対象として、平成27年3月7日(土)に「6足歩行ロボットでサッカーをしよう」、3月8日(日)に「ボクシングロボットで遊ぼう」の2つの公開講座(機械工学科および技術教育支援センター主催)を開催しました。大阪府と岡山県を含めて、6足歩行ロボットには38名の、ボクシングロボットには55名の申込者があり、子供たちのロボットへの関心の高さを改めて実感しました。

市販のロボットキットを購入していただき、組み立てていただきました。メーカーによるとロボットキットの対象年齢は10歳以上ですが、技術職員と学生の説明・指導の下、親子で協力して組み立てることで、およそ1時間半から2時間で完成しました。その後、作成したロボットで遊びました。子供たちもお互いにすぐに打ち解け、夢中で対戦を楽しんでいました。

今回の講座では組み立てる楽しさと完成した喜びを感じてもらえたと思います。このような体験からロボットへの興味がますます高まり、ロボットがどのような仕組みで動いているかを学んでいただけるようになればと思います。

2014.6.14 親子で楽しむ手作りおもちゃ教室「万華鏡をつくろう」

平成26年6月14日(土)に小学校高学年生対象の公開講座「親子で楽しむ手作りおもちゃ教室 万華鏡をつくろう」(機械工学科および技術教育支援センター主催)を開催しました。

アルミパイプとビー玉と鏡で作る、金属光沢が格好いい本格的な万華鏡です。アルミパイプの外周に思い思いの模様を入れることで、世界に一つだけのオリジナル万華鏡になります。完成した万華鏡をのぞくと、レンズとなるビー玉の色に応じて赤や緑や青などのきれいな模様が見られます。また、見ている光源や物体に応じてその模様も変化します。

大きな機械を操作して高速回転する金属を削るという、小学校では絶対にできない体験に、最初はどきどきしながらも、慣れてくると夢中になってしまうようでした。ものづくりの楽しさを感じる良い体験になったことと思います。

2014.5.10 親子で楽しむ手作りおもちゃ教室「わたがし機をつくろう」

5月10日(土)に、小学校高学年生向け公開講座「親子で楽しむ手作りおもちゃ教室 わたがし機をつくろう」(機械工学科および技術教育支援センター主催)を開催しました。小学生6名とその保護者のみなさんに、参加していただきました。

はさみやのりを使った工作とは違い、本校実習工場の工作機械を使用した金属加工・プラスチック加工および電気工作を体験していただき、ものづくりの楽しさを味わっていただけたと思います。また、アルミ缶を高速で回転させるために、回転のふれを少なくする工夫をしなければならず、工夫する楽しさとうまくいったときのうれしさを感じてもらえたのではないかと思います。

夜店で購入するわたがしのような、ふんわりとしたわたがしができるのは、中に入れるグラニュー糖の量、火加減、回転数など、いくつかの条件がそろわないとうまくできませんが、何度がチャレンジしている間にこつがつかめてきたようでした。最後には全員が自分で作ったわたがしをおいしくいただきました。

2013.10.26 手作りおもちゃで学ぶはじめての機械工学「ペットボトルロケットをつくろう」

10月26日(土)に公開講座「ペットボトルロケットをつくろう」(機械工学科および技術教育支援センター主催)を開催しました。「手作りおもちゃで学ぶ はじめての機械工学」シリーズのひとつです。台風の接近で天候が気がかりでしたが、ロケットを発射して遊ぶころには日が差して風も穏やかになり、参加した8名の中学生も十分楽しんでくれたものと思います。

このシリーズでは、自分が作ったおもちゃで遊ぶだけではなく、機械工学の学習を体験できることが特徴です。講義では、ロケットの原理のほか、気体の容積・圧力・温度の関係、ペットボトル内の空気圧と噴出する水の速度の関係、そして水の噴出による推力について学習しました。中学生にはかなり難しい内容ですが、機械工学の学習がどのようなものか、雰囲気を感じてもらえたことと思います。

作製したロケットは、1.5リットルのペットボトルを2本使った垂直発射型です。先端に傾斜センサとなるおもりとパラシュートを仕込んでおき、ロケットが落下し始めた頃にパラシュートが開くようにします。製作時間は約3.5時間でした。

自分で作ったもので遊ぶのは楽しいですが、遊ぶだけではなく、水の量を工夫したり、パラシュートがうまく開くようにたたみ方や先端部の取り付け方を工夫したりして、それぞれに考えながら遊んでいました。データこそとっていませんが、これはもう実験と言っても良いくらいです。この楽しい経験を機械技術者・機械工学者への第一歩としていただければ幸いです。

2013.09.21-22 手作りおもちゃで学ぶはじめての機械工学「模型飛行機を作ろう」

9月21日(土),22日(日)に,「手作りおもちゃで学ぶはじめての機械工学~模型飛行機をつくろう~」(機械工学科主催)を開催しました。今回は近隣の中学校の体育祭などの学校行事と公開講座の日にちが重なってしまい,土曜日のプログラムには多くの欠席者が出てしまいました。しかし,合計6名の中学生が参加し,積極的に空力実験や模型飛行機の製作に取り組みました。

初日は飛行機の揚力,姿勢制御,流体中で物体が受ける力についてスライドを用いて講義を行いました。そして,中学生自ら抵抗が小さくなる車の形について考え,発泡スチロールで模型を製作し,風洞を用いて抗力係数の測定を行いました。

2日目は模型飛行機を製作し,本校グラウンドで滞空時間を競いました。1日目に説明した飛行機の姿勢制御の理屈を思い出し,よく飛ぶように主翼位置の調整を行なっていました。今年は昨年度まで使用していた模型飛行機と型を変えましたが,製作は本年度の模型飛行機の方がスムーズに行なわれていたように感じました。

両日とも機械工学科の教員および補助員の本校学生らの指導のもと,中学生は楽しそうに作業に取り組みました。また,普段あまり意識しない身の回りに流体力学が関係していることを学び,これまでより機械工学が身近に感じるようになったのではないかと思います。

オープンキャンパス

教員・学生スタッフによる明石高専機械工学科を体験できるプログラムをたくさん用意しています. 開催時期は8月上旬の2日間です.

 

  • 午前の部:学科紹介
  • 午後の部:ものづくり・体験実験

体験テーマ

  • スターリングエンジンの製作

  • 金属材料の強度試験/ミクロ世界の観察

  • 自動車模型の衝突実験

  • 自動車模型の風洞実験

  • ライントレースロボット/LEGOブロックによる移動ロボットの組立

  • 工作機械によるものづくり体験