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数理・データサイエンス・AI教育プログラム

数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル) 申請書(文部科学省認定)

数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル) 令和3年度・自己点検評価

 [本教育プログラムの概要]
本校の数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)は、機械工学科、電気情報工学科、都市システム工学科、建築学科において、表1に示す科目群から構成されている。
 [授業評価アンケートに基づく教育内容の確認]

本校の数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)の授業内容・方法、教育効果については、教務委員会と学事調査室で毎年実施する授業アンケート等で確認を行い、本校所定のPDCAサイクルに基づき、本校の教育活動の改善を継続的に推進している。

 

1に示した本校の数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)の対象科目について、令和3年度授業方法改善のためのアンケート結果を表2に示す。なお、本校の数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)は令和3年度から実施しており、プログラム受講生が未受講の科目があるが、現在実施されている科目内容と大きくは変わらない見込みであるため、未受講科目についても表記した。未受講科目については科目名に*をつけている。
 2より、機械工学科における各科目での155段階評価のアンケート結果の科目ごとの平均値は、3.473.81の範囲に分布している。対象科目のシラバスおよび試験等における達成度を確認したところ、数理・データサイエンスに関する理解について、不足は無かったと認められる結果であった。具体的には、学年末における各科目の成績の平均点は、75.7点~92.1点の範囲であった。

同様に、電気情報工学科における各科目の平均値は、3.354.05の範囲であった。学年末における各科目の成績の平均点は、75.7点~92.8点の範囲であることから、科目内容の理解を達成できていると考えられる。

また、都市システム工学科での該当科目のアンケート項目の値も3.56から3.95の範囲にあり、学年末における各科目の平均点は、86.8点~93.6点の範囲であり、それぞれ高い評価値となっている。

建築学科での該当科目のアンケート項目の値も3.24から3.90の範囲にあり、学年末における各科目の成績の平均点は、76.6点~93.5点であり、同様に高い評価値となっている。

本校の教務委員会ならびに学事調査室では、令和3年度の授業評価アンケート結果を受けて、授業方法改善の記録の提出を全教員に求めており、継続した教育方法改善を教員に求めている。

                                                                                                                                 

[数理・データサイエンス(リテラシーレベル)の理解度調査アンケート結果]

令和3年度の年度末に、全学科の数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)履修者(1年次)に対し、理解度を問うアンケートを実施した。1年次の学生は、表1に示す(リテラシーレベル)の対象科目のうち、一部の科目の履修を終えた段階にある学生群である。その結果を資料3-1(別紙)に示す。

対象者となる学生168名のうち、118件の回答を得ている。数理・データサイエンス・AIに関する6つの設問に対し、全ての設問で、肯定的な理解度となる結果が85%を超えており、学習および理解度が高まっている状況を確認できる。

 

2年次に進級して引き続き本教育プログラムの対象科目の受講を継続する履修者の状況が、上記であることを踏まえて、授業を実施する必要がある。

 

[プログラム履修者数の状況]

本校の数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)において、令和3年度入学者に関するプログラム初年度科目の履修者数・修了者数をまとめた結果を表3に示す。いずれの学科においても、プログラム初年度科目の修了者数の割合は97%以上の高い値となっている。