防災技能を有した技術者教育の構築

取組名称

近畿地区7高専連携による防災技能を有した技術者教育の構築

「大学間連携共同教育推進事業」は、国公私立の設置形態を超え、地域や分野に応じて大学間が相互に連携し、社会の要請に応える共同の教育・質保証システム の構築を行う取組の中から、優れた取組を選定し、重点的な財政支援を行うことにより、教育の質の保証と向上、強みを活かした機能別分化を推進することを目的としています。
詳しくは文部科学省ホームページ 「大学間連携共同教育推進事業」をご覧下さい。

連携校名

【代表校】 明石工業高等専門学校
【連携校】 舞鶴高専・奈良高専・和歌山高専・大阪府大高専・神戸市立高専・近畿大学高専

連携機関

兵庫県・明石市・神戸市・寝屋川市・大和郡山市・御坊市・舞鶴市・名張市・公益社団法人 兵庫工業会

取組期間

平成24年度~平成28年度
平成29年度以降も、明石高専、舞鶴高専、大阪府大高専、神戸市立高専の4高専で防災士養成研修事業を実施しています。

取組概要

兵庫県南部地震をはじめとする大規模災害から復興した経験を持つ近畿地区7高専が協働で、国公私立の垣根を越えて、災害時にリーダーとして活動できる防災技能をもった技術者教育を実施します。

本連携取組の主眼は、高専生の思考力や表現力、行動力を引き出し、技術者としての強みを活かしながら能動的に防災・減災に取り組む人材の 育成です。まず防災リテラシー科目を整備し、専攻に関係なく全学科共通科目として整備し、自然災害に対する正しい知識と対策を習得させ、次に、高専各学科 の特長を活かした防災・減災に関するコンペティション等を協同で開催し、防災・減災に適用できる技能について学習させます。 また、各高専の学生が一同に交流できる成果発表会等を活用した研修を行い、防災・減災や危機管理について意見を交換します。

これらの活動を通じて、各地区の高専生が安全安心まちづくりに中核的な存在として活躍することを目指しています。