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株式会社ダイセルと明石高専が共創 「3Dプリンタで未来を創造!アイデアコンテスト」最終発表会を開催

 株式会社ダイセルと明石高専の産学連携プロジェクト「3Dプリンタで未来を創造!アイデアコンテスト」のアイデア発表会が、令和7年7月3日(木)、本校創造工房で開催されました。
 
このコンテストは、同社が開発した3Dプリンタ用樹脂「CAFBLO(キャフブロ)」を活用し、学生たちが自由な発想で新しい製品やサービスを提案することを目的としています。参加した4チームの学生たちは、これまでの試行錯誤を経て完成させたアイデアを熱意を込めて発表し、会場には活気と真剣な議論が広がりました。
 
発表会では、ダイセルの現役エンジニアから実践的な視点でフィードバックが行われました。独創的な着眼点や社会課題を意識した発想、商品化に向けた実現性の高さ、チームワークの良さなどが高く評価された一方で、他分野への展開を視野に入れたビジネスモデル構築、製品だけでなく“体験”や“サービス”へ広げる視点の重要性といった、実務に即したアドバイスも多く寄せられました。
 
一部のチームにはダイセル様から継続開発の提案もあり、学生たちのアイデアが実際の製品やサービスとして社会に貢献する可能性も期待されています。
 
今回の発表会は、学生にとって技術とビジネスの両面を意識しながらアイデアを磨き上げる貴重な機会となりました。企業の現場視点による具体的な助言は、学校教育だけでは得られないものであり、学生たちの視野を広げる大きな刺激となりました。
 
明石高専では今後も、産学連携を通じて社会とつながりながら学びを深める実践的な教育を展開し、学生の創造力を育む取り組みを進めていきます。