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【スタートアップ・アカデミー】明石高専スタートアップ合宿を開催しました!

 9/21-23の日程で、本校初となる明石高専スタートアップ合宿」南あわじ市で開催しました異なる学年学科から成る12名の学生が、同市の地域課題に取り組む2泊3日の合宿です合宿は無事終了しましたが、学生は引き続き、南あわじ市の関係者の皆様をお招きし実施予定の最終成果発表に向け、事業提案をブラッシュアップさせていきます。本合宿の企画運営に携わっていただいた南あわじ市をはじめとする全ての関係者の皆様に、厚く御礼を申し上げます。 

 

スタートアップ合宿のハイライト: 

1.南あわじ市長との意見交換 

守本憲弘南あわじ市長より市の課題や将来の展望について熱くお話を頂きました。学生たちは観光面や産業面の観点から質問を行い、地域の課題について貴重な意見交換が行われました。 

 

2.ビジネスモデルデザインワークショップ 

桃山学院大学ビジネスデザイン学部 岡田明穂先生をお招きし、ビジネスモデルのデザインと創造的な発想手法を学びました。ワークショップでは、ビジネスモデルイノベーションワークシートを活用し、ビジネス提案の型を身に付けることを目的として、各自気になる既存のビジネスモデルを1つ挙げそれを題材にしてワークシートに記入し、チーム内でプレゼンを行うことで成功するビジネスのストーリーが自然にたてられる力を身に付けました。 

 

3.防災に関する特別講義 

環境防災科を有する兵庫県立舞子高等学校の校長などを歴任された浅井伸行教育長による特別講義では、南あわじ市の防災教育についてお話いただき、ボランティアや募金活動を通じた教育で得られる人を思いやる気持ちの大切さについて講義をいただきました。 

 

4,企業訪問 

(1)淡路手延べ素麺組合 

淡路手延べ素麺組合金山理事長より、淡路手延べ素麺の歴史や伝統に触れながら製麺工程をご説明頂きました。学生との活発な意見交換の中では、知名度や労働環境の向上に努めながらも後継者不足等の厳しい課題にも向き合っているお話が印象的でした。最後に金山理事長のご厚意で、学生にとって初めてとなる手延べ体験をさせて頂きました。 

 

(2)淡路瓦工業組合及び栄和瓦産業株式会社 

淡路瓦工業組合では竹澤専務理事より、淡路瓦の歴史や製造工程、他産地との違い等、伝統文化を守りながら新しいチャレンジや課題に挑んでいるお話をうかがいましたその後、栄和瓦産業株式会社を訪、浜口代表取締役(同組合理事長)のご説明・案内のもと、瓦製造の全工程を見学させて頂きました。省人化が進んでいるものの非常に労力かかる作業であること、文化継承しながら採算性を確保するという難しい経営をされていること等、学生は身近な伝統産業が直面する課題を目の当たりにしました。 

 

5.成果発表 

最終日、12名全員が淡路手延べ素麺と淡路瓦に関する事業提案を行いました。ビジネスモデルデザインワークショップでの学びを反映し、学生目線の斬新さと実現可能性のバランスが取れた提案が多くみられ、忙しいプログラムの中でも真摯に地域課題に「自分ごと」として向き合う学生の姿が印象的でした。最終成果発表がますます楽しみになりました! 

以上