一年にわたりさまざまな材料実験を行ってきた授業科目「建築工学実験」。今年度最後の実験テーマは「鉄筋コンクリート梁の曲げ試験」です。

学生たちの手によってつくられた鉄筋コンクリート梁の中央部に集中荷重を加えて、ひび割れや破壊の状況を観察するとともに、最大荷重などについて計算値と実験値を比較します。

まず、所定の方法で養生した鉄筋コンクリート梁にひび割れ位置を観察する際の目安となるメッシュをマジックで記入します。続いて、梁の中心に力が加わるように万能試験機にセットして、徐々に力を加えていきます。

ひび割れをマジックでなぞりながら荷重を読み上げる作業はチームワークが何よりも大切ですが、どの班も協力して上手に取りくむことができました。こうして楽しく工学を学ぶことができるのも実験の醍醐味ですね。