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建築工学実験/スランプ試験

後期第一回目の「建築工学実験」は、「スランプ試験」を行いました。

「スランプ試験」とは、コンクリートの軟らかさの程度を示す「スランプ値」を測定する試験で、「スランプ値」の大小によってコンクリートの運搬や打設の作業のし易さ(ワーカビリティ)を推定することができます。

まず、トロ舟の中にセメント、水、骨材(砂、砂利)等を投入してから、シャベルでかき混ぜて試験体となるコンクリートをつくります。続いて、「スランプコーン」と呼ばれる、鋼製の枠にコンクリートを3層に分けて詰めて、それぞれの層を25回ずつ突き棒で突きます。最後に「スランプコーン」を垂直に引き上げて、上面からのコンクリートの下がり具合(スランプ値)を測定尺で測定します。

試験が上手くいく班もあればそうでない班もありましたが、初めて自分の手で作り上げたコンクリートを見て感激する学生も多く、またひとつ技術者としての階段を上ることができたのではないでしょうか。