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建築工学実験/鉄骨ばりの曲げ試験
今年度第2回目の建築工学実験は、鉄骨梁の曲げ試験を行いました。
建築の代表的な構造形式のひとつである「ラーメン構造」は、剛接合された柱と梁によって建物を支えている点が大きな特徴であり、鉄筋コンクリート(RC)造や鉄骨(S)造の建物に多く採用されています。
今回の建築工学実験では、鉄骨造の柱や梁に頻繁に使用されているH型鋼を試験体として、実際に力が作用した際にどのように変形するのかを、荷重、ひずみ、たわみを測定する「3点曲げ試験」を用いて調べました。
試験に使用するのは、載荷フレーム、油圧ジャッキ、各種測定機器等を組み合わせた特殊な装置ですが、わずかな力を数トンもの力に変える油圧ジャッキや、目に見えない程度の小さな変位を数値化して示すことのできる計測機器などに学生も興味津々のようでした。
実際に試験体に力を加えてみると、事前の講義で学習した通り、ひずみを生じながら徐々にたわんでいく姿には学生も興奮した様子で、計測機器が示す値にじっと見入っていました。


