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卒業生・伊井裕子さんの特別講演会を開催
2/12(水)の建築学科1〜3年生を対象とした合同ホームルームで、本学科を2008年に卒業した伊井裕子さんの特別講演会を開催しました。伊井さんは明石高専卒業後、奈良女子大学生活環境学部に進学。同大学院卒業後に建築設計事務所であるシーラカンスアンドアソシエイツに入社し、主に意匠設計に携わっています。
講演会のテーマは“はたらくこと”。
伊井さんが、“ぼんやり期”と振り返った高専時代は、女子バレー部にて全国高専体育大会で準優勝したこと、平石研究室での堆肥の研究の話など、卒業生ならではの親近感ある内容でした。続いて”ハッと期”。意外にも建築に真剣に向き合うようになったのは大学編入後のこと。意匠系の研究室に入って建築三昧の日々を過ごすうちに、ますます建築が面白くなったと言います。そして、時間をつくっては世界各国、特に学生時代にしか行けなさそうな場所を選んで旅行に出かけていたそうで、旅の魅力を語ってくれました。
そして、今は“ゴリゴリ期”。楽しいことを選択していたら、気がついたら今の事務所で働くことになったとのこと。アトリエ事務所はハードだけど、毎日楽しく過ごしているから苦じゃないと、笑顔で話をしてくれました。現在は規模の全く違う、小学校と住宅の2つのプロジェクトを担当し、近々はじめての現場監理が始まるそうで、現場に常駐するとか。他にも、アトリエ事務所での仕事の仕方など、なかなか学校では聞けない話が盛りだくさんでした。
後半は、伊井さんの同期で、現在は明石高専のリサーチ・アドミニストレーターとして活躍中の佐伯亮太さんを迎え、学生たちからの質問にざっくばらんに答えてもらいました。明石高専当時の成績は?どのように大学を選択したのか?など、現役生ならではの悩みを垣間みるような質問から、アトリエ事務所で働いていて楽しいことは?将来の夢は?、プロジェクトの具体的な内容に関する話まで、多岐に渡る質問に一つひとつ丁寧に応えてくれました。
「小さい世界にとどまらずいろんなことにチャレンジしてください」「高専生は基礎がしっかり出来ているから、業界的には求められている人材」など、後輩たちに向けた熱いメッセージをたくさん頂きました。

