明石高専

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ロボコン全国大会 2年連続ベスト4

11月20日(日)に国技館(東京都墨田区)で開催された「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2016 全国大会」において、本校チーム(ロボット名:あさごん)がベスト4進出を果たしました.本校の準決勝進出は2年連続3回目です(準優勝1回)。

全国大会でのくじ運は最悪でした。2回戦は第4シードの大分高専、3回戦は第3シードの新居浜高専、準決勝は第2シードの香川高専でした。地区大会の記録と前日のテストランの様子から、これらのシード校は順当に勝ち上がってくることが予想されました。1回戦の長野高専に対してだけは本校の優勢が予想されたこと、第1シードの奈良高専とは決勝まで当たらないことで、かろうじて上位進出の希望をもつことができました。「あさごん」の地区大会での記録は4段ですが、その後に改良を加えていましたので、わずかながら勝機はあると信じていました。また、地区大会で授かった湊川神社の勝守に加えて、明治神宮・東郷神社・帝釈天の勝守も授かってきていました。ロボットの性能では劣っていても、勝負はそれだけで決まるものではありません。

1回戦では4段しか積むことができませんでしたが、落ち着いて競技を進め、会場の雰囲気に慣れることができました。2回戦では練習通りに5段を積み、公式記録としての自己記録を更新しました。大分高専が6段を完成させており、負けたと思いましたが、大分高専の積んだブロックが規定を満たしておらず、認定記録が3段となり、本校が勝利を拾いました。3回戦でもミスなく、5段のブロックを積み上げました。劣勢が予想されましたが、新居浜高専はマシントラブルで時間をロスし、3段しか積むことができていませんでした。準決勝の対戦相手の香川高専は、1回戦不戦勝で、2回戦・3回戦はともに6段を積み、順当に勝ち上がってきていました。弱点は、ロボットの機構上、最大で6段までしか積めないことで、本校にもわずかにチャンスが残されていると希望をもつことができました。香川高専は早々に6段を完成させ、記録認定を受けましたが、その後にブロックがバランスを崩し、崩壊しました。競技時間終了まで本校の様子を見守るしかありませんでした。本校はスピードでは劣るものの、時間ぎりぎりで6段目を積み、同点に追いつきました。審査員判定の結果、4対1で敗れました。香川高専の方が早かったこと、2,3回戦での安定した戦いぶり、あるいは昨年準優勝という実績が評価されたのだと思います。でも1名の審査員には、本校が積み上げた6段のブロックがびくともせずに安定して立ち続けていたことや、天空に浮かぶ竹田城の美しさを評価していただけたものと推察します。6段積みは練習でも10回に1回しかできていませんでした。判定負けは残念ですが、この大舞台で最高のパフォーマンスを見せてくれた学生たちを誇りに思います。また、デザイン賞と特別賞(Honda賞)、さらに、インターネットでの投票で胸きゅん賞もいただきました。本校のロボットや学生たちを評価していただいた審査員や協賛企業のみなさま、インターネットから投票していただいた方々に御礼申し上げます。

第1シードの奈良高専は2回戦で8段の記録を残しましたが、準決勝でマシントラブルがあり、敗退しました。準決勝で本校に判定勝ちした香川高専の決勝は、記録認定されずに本校に敗れた大分高専(敗者復活のワイルドカード)との対戦でした。両校とも6段で同点になりましたが、決勝では審査員判定ではなく再試合が行われ、再試合でも6段を積んだ香川高専が優勝しました。

地区大会の記録では、本校は出場25チーム中の5番目6番目くらいでしたので、多少の期待はありましたが、組み合わせ抽選の結果と前日のテストランの様子から、上位進出は難しいだろうと考えていました。でも私の想像以上に、学生たちはこの大会で大きく成長してくれたように思います。これまでやってきたことに対する自信、不利な状況でも冷静に判断できる精神力や懐の深さ、仲間を信じ、チームで協力すること。奈良高専が盤石の戦いで優勝していたのなら、あきらめがついたと思います。でも、結果からすると、ほんのわずかの差で優勝を逃してしまったように感じ、悔しくてなりません。昨年のベスト4では、夢を見ているような、奇跡が起こったかのような気持ちでした。でも、2年連続のベスト4は、もはや奇跡とは言わせません。本校ロボット工学研究部は、ここ数年で急激に力を付けてきました。一人一人が高い技術力をもっているだけではなく、一人一人が役割を分担してチームに貢献する、高い組織力を備えたエンジニア集団へと変貌してきました。今年の大会を終えて、数年前まで夢のまた夢と思えた全国優勝に手が届きそうなところまで来たことを実感しています。近い将来、悲願の初優勝を果たしてくれることを信じています。

近畿地区大会と全国大会を通じて、明石高専ロボコン後援会に多くのみなさまからご支援をいただきました。ありがとうございました。備品・消耗品の購入の他、技術力の向上、チームワーク力の向上のために使用させていただいております。今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。ロボコン後援会へのご支援は、引き続き、下記の口座への振込でお願いいたします。

なお、全国大会のテレビ放送予定は次の通りです。国技館での試合の様子だけではなく、本校での取材の様子も放送されると思われます。是非ご覧ください。
「高専ロボコン」 NHK総合
平成28年12月23日(金・祝)10:05~11:50

(文:ロボコンプロジェクトリーダー 森下智博)

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名義:明石高専ロボコン後援会 代表 森下 智博
(アカシコウセンロボコンコウエンカイ ダイヒョウ モリシタ トモヒロ)