明石高専

ロボコン全国大会 1回戦惜敗も特別賞

11月24日(日)東京・両国の国技館で行われた「アイデア対決・全国高等専門学校ロボット
コンテスト2019」において、残念ながら本校チームは1回戦で敗退しましたが特別賞(ロ
ーム株式会社)を受賞しました。

本校の対戦相手は九州地区優勝校で今大会優勝候補の熊本高専八代キャンパス。洗濯物回
収に少し手間取りましたが、その後は優勢に試合を進めました。練習では平均1分30秒で
満点の20点を達成していましたが、この試合での満点達成は1分50秒。勝利を確信して試
合終了を待っていたところ、相手もさすがに時間ギリギリでしたが満点を達成してきて、
審査員判定になりました。結果は0-5、完敗です。判定基準は干した洗濯物の「美しさ」。
この判定基準からすると、本校の負けを認めざるを得ません。本校が干したバスタオルは
物干し竿にほんの少し斜めにかかっていました。練習ではこのようなことはめったになか
ったのですが、いつも練習していたバスタオルと違って、会場で提供されたバスタオルは
新品のふわふわ。繊維の引っかかりが練習とは違っていたようです。敗因は指導教員の私
にあります。近畿地区大会後、私は学生達に次のように指示していました。「全国大会で
は満点同士の判定になる。「美しさ」で判定するといっても、優劣を付けられないだろう。
アピールできるのはスピードだ。相手を圧倒する速さで満点を達成せよ。」と。そして問
いかけました。「努力に憾みなかりしか。不精に亘るなかりしか。」(「五省」より)学
生達は私の指示通りに素晴らしいロボットを完成させ、何度も何度も練習を繰り返してき
ました。試合には敗れましたが、私は何ヶ月もの間努力を続け、本番でその成果を出し尽
くした学生達を誇りに思います。なお、本校の同点判定負けは出場3大会連続(2016、20
18、2019)です。国技館には魔物が住んでいるとは言われていますが。。。

1回戦で満点を達成したのは、本校と八代のほかには、奈良と詫間の2校だけです。そのほ
かに2回戦で満点を達成したのは小山と大分の2校だけ。計6校の中でも、満点達成時間で比
較すれば、本校の記録はダントツのトップです。本校は武運つたなく1回戦で敗退しました
が、ロボットの性能・完成度では、優勝してもおかしくないレベルにあったと思います。
本校自動ロボットの高速化を実現した技術は、ARマーカを使用した画像処理技術と、ロー
タリエンコーダ・赤外線レーザー・ジャイロセンサによる計測技術を統合した測位システ
ムです。高専ロボコン史上初の技術に、ピットでは他高専からの見学者が絶えませんでし
た。本校がローム株式会社さまから特別賞をいただいたのは、この技術が評価されたもの
と考えています。

大会出場にあたって、ひょうご科学技術協会、明石市、本校後援会・同窓会・明機会、ACT
135、そして多くの個人のみなさまにご支援をいただきました。ありがとうございました。
また、会場で応援していただいた本校在学生・卒業生・現旧教職員、保護者のみなさま、そ
してライブストリーミングで声援を送っていただいたみなさま、本当にありがとうございま
した。全国優勝の夢は後輩達が引き継いでくれると思います。今後ともよろしくお願いいた
します。

なお、全国大会のテレビ放送予定は次の通りです。ぜひご覧ください。
「高専ロボコン(全国大会)」令和元年12月29日(日)10:05〜10:59(NHK総合)

(文:ロボット工学研究部代表顧問 森下智博)

明石高専ロボット工学研究部 公式Webサイト
http://akashiroboken.main.jp