明石高専

明石高専Q&A

1.勉学について

Q1-1, 明石高専にはどのような人が向いていますか?
Q1-2,5年間で専門の勉強はどのように進んでいきますか?
Q1-3,特徴的な授業はありますか?
Q1-4,留年は多いですか?
Q1-5,専門分野に興味を失ってしまった場合、進路変更はできますか?

2.学校生活について

Q2-1, 国際交流の機会はありますか?
Q2-2,女子学生はどれくらいいますか?
Q2-3,運転免許の取得や服装の規則はどうなっていますか?
Q2-4,アルバイトはできますか?
Q2-5,携帯電話やスマートフォンの校内持ち込みはできますか?
Q2-6,兼部はできますか?

3.学生寮について

Q3-1,学生寮には誰でも入れるのですか?
Q3-2,学生寮の門限は何時ですか?
Q3-3,学生寮に私物の持ち込み制限はありますか?
Q3-4,寮費はどのくらいですか?

4.学費について

Q4-1,入学料・授業料はいくらですか?
Q4-2,就学支援金・授業料免除・奨学金制度はありますか?

5.入学試験について

Q5-1,入学試験について説明してください。
Q5-2,兵庫県以外の人も受験できますか?
Q5-3,推薦選抜における推薦基準(出願資格)を教えてください。
Q5-4,公立高校との併願は可能ですか?

 

1.勉学について


Q1-1,明石高専にはどのような人が向いていますか?

技術者として活躍したいという強い希望をもち、専門各分野の製品や技術に興味関心をもっていることが大切です。工学は自然科学を応用する学問ですので、数学や理科が好きな人が向いています。また、技術者の仕事はチームで行うことがほとんどです。勉強を友達同士で教え合ったり、実験や実習にグループで協働して取り組んだりできる人が向いています。また、建築学科では、これらに加えて、造形やデザインなどの芸術的センス、ライフスタイルや伝統文化などの個人的・社会的な生活習慣への関心をもっていることが望ましいです。

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Q1-2,5年間で専門の勉強はどのように進んでいきますか?

1年生ではコンピュータの授業のほかに、専門分野の概要理解、学習動機付け、技術者としての心構えの習得などを目的とした導入科目、工具・器具を使う基本スキルや、基本的な作図法などを習得する実習科目があります。入学時に専門的知識が全くない人も、問題なく専門の学習を始められるようになっています。実験・実習科目は各学年で開講されており、学年進行とともに難易度が上がっていきます。基礎技能の習得、教室で学んだ知識の確認のほか、創造性・チームワーク力・リーダーシップを培います。座学では、一般科目の数学・物理を基礎として、専門各分野の理論を学びます。その演習を通じて、専門知識だけでなく、数学・物理をより深く理解できるようになります。高学年になるにつれて高度な内容を学習するようになり、各種の現象を数式で表現できるようになり、それを応用した装置や構造物の設計ができるようになります。5年生では、教員ひとりに数名の学生が配属され、1年間を通じて一つのテーマを追求する卒業研究に取り組みます。優れた成果が得られた場合は、国内外の学会で発表する学生もいます。

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Q1-3,特徴的な授業はありますか?

本校はアクティブラーニングに積極的に取り組んでいます。入学後、1年生全員向けに「アクティブラーニング入門」の授業が行われます。高専での授業の学び方、さらにはこれから自分で様々なことを学んでいくための、「学び方を学ぶ」授業です。加えて、グループで学んだりグループで課題をこなすための方法も学ぶ授業となっています。その授業を受け、2年生から行われる「Co⁺work」(コ・プラスワーク)という授業は、特に、大変優れた取り組みとして評価されており、毎年、日本全国のほか海外からも、多くの教育関係者が視察に訪れるほどです。この授業は、2〜4年生の3学年の全学科、合計12学級の合同授業で、学年学科が入り交じった10名前後の学生が一つのグループになって1年間活動をします。グループごとに自分たちでテーマを決めて、計画・実行し、成果をまとめるプロジェクト学習型授業です。スーパーサイエンスハイスクールなどの探求活動では、自分自身でテーマを選んで、調査研究を進めていくことで、思考力・判断力・表現力の育成が図られます。また、探求活動は教科学習や大学受験勉強にも役立つとされています。探求活動が個人の活動であることと比較すると、本校の「Co⁺work」はグループの活動であること、しかもそれが3学年にまたがることが最大の特徴です。また、扱うテーマが社会的問題の解決のほか、地域社会や幼児・児童・生徒・高齢者に役立つことを目指したものであること、教育目的として協働力の育成を最も重視していることなどが特徴です。つまり、どのような知識を得るかではなく、自分の知識・スキル・能力をチームや社会に役立てる方法を、さまざまな人々との活動を通じて実践的・体験的に学ぶことが、この授業のねらいです。知識をもっていることは必要なことですが、社会で活躍するためには協働力を中心とした人間関係の能力が最も重要なことだからです。
→詳しくはアクティブラーニングのページ

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Q1-4,留年は多いですか?

本校では90%以上の学生が5年で卒業していきます。登校して授業を受ける、課題を期限内に提出する、少なくとも定期試験期間は勉強するといった学生として最低限のことができていれば、留年の心配をする必要はありません。また、成績不振者には学力補充指導を行っています。

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Q1-5,専門分野に興味を失ってしまった場合、進路変更はできますか?

別の分野に興味関心が移ってしまった場合のほか、残念ながら、専門分野への適性に自信を失ったり、本校の校風に合わなかったりして、途中退学する人もいます。3年生を修了していると大学・短大・専門学校を受験する資格が得られます。1年生または2年生修了で進路変更する場合は、他校への転学や、高等学校卒業程度認定試験を受けて大学等へ進学する道があります。また、本校には1年生修了時と2年生修了時に別の学科へ移籍することができる制度があります。ただし、勉強していない専門の基礎を自分自身で習得する必要があるため、成績が中位以上という条件があります。この制度を利用する学生は数年にひとりくらいの割合です。5年生で卒業すると大学へ編入することができますが、編入先は所属学科の関連分野に限定されているわけではありません。理学部・農学部などの理系学部のほか、経済学部などの文系学部へ編入学することも可能です。

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2.学校生活について


Q2-1,国際交流の機会はありますか?

本校はグローバル高専として、全国高専のグローバル教育を牽引する役割を担っており、先駆的事業を展開しています。本校におけるグローバル教育には、次の三つの柱があります。
(1) 学生の海外派遣
夏休みと春休みに海外研修を実施しており、各期に数十名の学生が参加しています。語学を活かし、高校や大学で学ぶ短期留学、企業などでのインターンシップ、海外の学生と協働するボランティア活動など、さまざまなプログラムが開設されています。さらに、令和3年度からは、2年生で1年間フィリピンの高校へ留学できる制度が始まる予定です。本校を卒業して所定の成績条件を満たせば、海外の大学に編入できる協定を、英国1大学、豪州2大学と締結しており、既に数名がこれらの大学に編入しています。
(2) 海外からの留学生・研修生の受け入れと国際交流
30年以上前から、3年生に海外からの留学生を受け入れており、毎年数名の留学生が編入してきます。また、令和元年度からは、1年生に入学するタイからの留学生も受け入れています。さらに、短期留学生(研修生)として数週間から数ヶ月間だけ本校に在籍する学生も毎年60名から80名くらいになります。短期留学生の学習や生活の支援をしたり、国際交流をしたりする学生団体SA(Student Ambassadors)があり、40名以上の本校学生が参加しています。この団体を中心に、日帰り旅行(京都・奈良・神戸・姫路など)や日本文化を体験するイベントなどの国際交流を行っています。
(3) 異文化理解教育
1年生に「グローバルスタディーズ入門」という科目を開設しており、世界情勢、宗教、歴史、民族問題など、さまざまな視点から現代社会が直面している問題について理解を深めます。また、海外の高校・大学教員等を招聘し、バイリンガル授業のほか、さまざまなテーマで特別講演会を実施しています。語学教育としては、米国出身の常勤教員が英会話の授業を担当しているほか、民間企業が運営しているオンライン英会話講座も受講することができます。
→詳しくはグローバル事業のページ

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Q2-2,女子学生はどれくらいいますか?

最近は工学分野への女性の進出がめざましく、全国の大学・高専でも女子の入学者が増えてきています。過去数年間では、本校入学者に対する女子学生の割合は約20%です。

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Q2-3,運転免許の取得や服装の規則はどうなっていますか?

本校では3年生以下の運転免許の取得は原則として禁止しており、取得しようとする場合は許可が必要です。4年生以上の取得は制限していませんが、原付・自動二輪・自動車等での登下校を禁止しています。服装は自由ですが、時と場所を考えて適切な服装をすることを求めています。

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Q2-4,アルバイトはできますか?

3年生以下のアルバイトは原則として禁止しています。ただし、家庭における経済的状況などの特別な理由がある場合は許可されることもあります。アルバイトをすることにより学習時間不足となり、授業が理解できなくなり、学習意欲を喪失してしまうことを避けるためです。低学年(1~3年生)の間は、幅広い教養・知識を身につけると同時に、専門教育の基礎を学ぶための大切な時期であり、その貴重な時間を、勉学に課外活動にと有効に活用して欲しいと願っています。なお、夏休み、冬休み、春休みの長期休業中のアルバイトについては、保護者のご判断にお任せしています。

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Q2-5,携帯電話やスマートフォンの校内持ち込みはできますか?

校内持ち込みは制限していません。もしも可能ならば、所持していることが望ましいです。校内はWi-Fi環境が整備されており、教職員から学生への連絡にメールを多用しています。また、気象警報による休校や公共交通機関の乱れ等による授業開始時刻の変更などについて、メールによる一斉送信を活用しています。課外活動でもLINEなどのSNSを使用している部・同好会が多いです。大変便利な機器ですが、それらの使用にあたっては、マナーを守るとともに、犯罪被害に遭わないように、十分に注意してください。教員の指示なく授業中に使用することや、誹謗中傷などの相手へ精神的苦痛を与える行為、さらに、海賊版ソフトウエアの使用や著作権侵害、個人情報や非公開の公的情報の漏洩などに対しては、影響の深刻度に応じて懲戒処分や教育的指導を行います。

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Q2-6,兼部はできますか?

本校では、身体的負荷が大きくなりすぎることや、十分な練習をせずに試合に出場することで怪我をするといったことがないように、体育系の部・同好会同士での兼部を禁止しています。文化系の部・同好会同士、あるいは体育系と文化系の組み合わせであれば兼部の制限はありません。また、本校には部・同好会以外にも、学生会(執行部)・高専祭実行委員会のほか、学生プロジェクトによるさまざまな団体がありますが、これらも文化系の部・同好会と同様の扱いで、ひとりの学生が所属する団体数に制限はありません。勉学や健康の維持・増進に努めながら、自分自身がやりたいことを見つけてチャレンジしてください。

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3.学生寮について


Q3-1,学生寮には誰でも入れるのですか?

遠距離の新入生を入寮対象として入学当初に入寮の募集を行っています。(近年は通学時間90分を目安としています)途中入寮は原則として認めておりません。また退寮後の再入寮はできません。低学年の相部屋をはじめとした共同生活、食事・点呼などの日課、寮祭・スポーツ大会などの行事を通して、自律性・協調性・社会性の涵養をはかるところに学寮の特徴があります。
→詳しくは学生寮のページ

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Q3-2,学生寮の門限は何時ですか?

男子寮生については、在寮確認のための点呼を、休日の前日を除く平日は22時、休日および休日の前日は23時に行います。女子寮生の点呼は22時です。女子寮は常時施錠されており、静脈認証により出入りを管理していますが、22時から7時までは、緊急時を除いて出入りできなくなります。また、建物の周囲には赤外線センサーが設置されており、近づく人がないように監視されています。

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Q3-3,学生寮に私物の持ち込み制限はありますか?

火災防止と電気容量制限のため、また、学習環境維持のため、以下の物品の持ち込みを禁止しています。なお、これら以外にも、新製品の開発・販売によって新たな機器を禁止対象とすることもあります。電気ストーブ、石油ストーブ、セラミックファンヒーター、ホームコタツ、電気カーペット、クーラー、冷風機、除湿機、電子レンジ、ホットプレート、カセットコンロ、炊飯器、冷蔵庫(一人用・小型を除く)、テレビ、ビデオ、ゲーム機器(コントローラを含む。小型は除く。)。なお、寮内各居室には冷暖房設備が設置されており、無線Wi-Fi環境も整備されています。

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Q3-4,寮費はどのくらいですか?

寄宿料は月額800円(一人部屋)または700円(相部屋)で、このほかに光熱水料が9,500円(月額)、食費が約36,000円(月額)です。また、入寮時に入寮費3,000円が必要になります。
→詳しくは学寮経費のページ

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4.学費について


Q4-1,入学料・授業料はいくらですか?

入学料は84,600円、授業料は234,600円(年額)です。在学中に授業料改定が行われた場合には、改定時から新授業料が適用されることになっています。
その他に、教科書などの教材費、学生会費や後援会費、研修旅行費用などが必要です。また入学時には、体操服・実習服・電卓・製図道具などを購入していただくことになります。
→詳しくは学費・諸経費のページ

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Q4-2,就学支援金・授業料免除・奨学金制度はありますか?

保護者の所得に応じて、1~3年生は高等学校等就学支援金、4・5年生、専攻科生は高等教育の修学支援制度による授業料減免および給付奨学金が支給される場合があります。また、学資負担者の失職等により、著しい家計の急変があった場合や、保護者が申請前の一定期間に亡くなったり風水害等の災害を受けて、入学料や授業料の納付が非常に困難な場合は、申請に基づき選考の上、入学料・授業料の全額または半額を免除されることがあります。
人物・学業ともに優れ、経済的理由で修学が困難な学生は、独立行政法人日本学生支援機構のほか、地方公共団体や民間団体が支給・貸与する奨学金に申請することができます。
→詳しくは奨学金・授業料免除のページ

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5.入学試験について


Q5-1,入学試験について説明してください。

入学試験は、毎年1月~2月に実施し、「推薦選抜」、「学力選抜」および「帰国子女特別選抜」の三つの方法で行います。ただし、「学力選抜」と「帰国子女特別選抜」の両方に出願することはできません。
「推薦選抜」は、在籍中学校等の長から推薦された者を対象に、調査書およびグループワークを総合して行います。志望できる学科は1学科で、募集人員は各学科定員の50%程度です。
「学力選抜」は、学力検査(理科、英語、数学、国語、社会)および調査書を総合して行います。学力検査問題には全国高専の共通問題を使用しますが、本校では英語と数学の2教科に重みをかけて、それらの配点を150点、他の3教科を100点としています。志望できる学科は第1志望から第3志望までの3学科で、募集人員は各学科定員の50%程度です。
「帰国子女特別選抜」は、学力検査(理科、英語、数学)、作文、面接および調査書等を総合して行います。学力検査問題には全国高専共通問題を使用し、配点は各教科とも100点です。志望できる学科は第1志望から第3志望までの3学科で、募集人員は各学科とも若干名です。
「推薦選抜」出願時に「学力選抜」または「帰国子女特別選抜」を併せて出願していた場合は、「推薦選抜」で合格とならなかった場合も、新たな手続きをすることなく「学力選抜」または「帰国子女特別選抜」を受験できます。
また、「学力選抜」または「帰国子女特別選抜」の志望学科は、「推薦選抜」の志望学科と関係なく選ぶことができます。

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Q5-2,兵庫県以外の人も受験できますか?

本校は国立の学校なので、在学中・卒業の中学校または義務教育学校の所在地には制限はありません。どこの都道府県の方でも、また海外の日本人学校等の方でも受験可能です。また、合否判定における調査書の扱いについても、所在地による差はありません。在学生における兵庫県出身者の割合は約85%で、県外では、近畿地区のほか、北海道や九州・沖縄地区など、全国各地から入学していただいています。

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Q5-3,推薦選抜における推薦基準(出願資格)を教えてください。

本校推薦選抜における推薦基準(出願資格)は,次の通りです。
中学校または義務教育学校(学校教育法施行規則第95条第2項に規定する文部科学大臣が中学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設を含む)卒業見込みの者(中等教育学校の前期課程を修了見込みの者を含む)で、次の要件を満たし中学校等の長の推薦を得た者
(1) 学業・人物ともに優秀である者
(2) 当該学科への志望理由が明白・適切で,志望学科に対し適性・関心を有する者
他の高専や高校では、調査書評定値が何点以上というような基準がある場合もありますが、本校ではそのような数値基準は全くありません。調査書評定値が何点でも出願していただくことは可能です。また、評定値によって検査当日のグループワークが受検できないということもありません。

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Q5-4,公立高校との併願は可能ですか?

兵庫県では、一般入試でも、高専および公立高校の合格者はその学校へ入学することが通例です。本校でもそのように考えて、入学予定者数よりも合格者数を多めにしておくといったことはしていません。しかしながら、本校では兵庫県外からの受験者も多くいて、都道府県によって入試日程はさまざまです。このため本校では、「学力選抜」「帰国子女特別選抜」の各合格者に対して、入学確約書の提出を求めています。提出期限までに提出いただけなかった場合は、入学の意思がないものとして取り扱います。実際上は、合格発表後に入学辞退される方はほとんどなく、5年から10年にひとりくらいの割合です。

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