明石高専

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平成30年7月豪雨被害報告(山陽電鉄 須磨浦公園駅~山陽塩屋駅)

 平成30年7月6日午後2時に発生した山陽電鉄 須磨浦公園駅~山陽塩屋駅間の土砂崩れについて,都市システム工学科鍋島教授が7月16日に現地調査を行いました。崩壊した箇所は山陽電鉄須磨浦公園駅と山陽塩屋駅の中間(山陽塩屋駅から約500m)の国道2号線沿いで発生し,幅約6m,高さ約9mにわたって崩壊しました。崩壊した土砂は山陽電鉄の軌道を埋め,一部は軌道を越えて国道2号線にも流出し,歩道をふさいでいました。現在は土砂が除去され,崩壊した箇所はブルーシートで保護されていたため,斜面の状況は観察できませんでしたが,1週間が経過した時点でもブルーシート表面には水が溜まっている状況が確認できました。鉄道沿いには大型土のうが3段に設置され,軌道をまたいだ国道2号線側の擁壁上部にも土のうが2段に積まれていました。
 また,斜面崩壊現場から塩屋駅側へ約250m移動した階段でも土砂の流入により軌道が埋まりました。7月16日には土砂は既に除去されており,線路沿いには土のうが積まれ,階段部分には大型土のうが設置され,土砂の流入を防いでいました。崩壊地周辺は,大阪湾と六甲山系西端に挟まれた狭隘なところに,山陽電鉄,国道2号線,JR山陽本線が集中していて,山陽電鉄側には急傾斜の斜面が連続しています。数年前から斜面対策(コンクリートのり枠工)が施工されている場所では,今回の豪雨では崩壊は起こっておらず,対策工の有効性が確認されました。